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コーニッシュパスティ (Cornish Pasty)

コーニッシュパスティ

コーニッシュパスティはイギリスの南西部、コーンウォール地方生まれのパイです。

その歴史は古くは11世紀にも遡りますが、その後この地方で炭鉱夫のお弁当としてその妻たちが、すぐには中がさめないようにと練りパイの生地にたっぷりの具を詰めて焼かれるようになりました。
当時、外側のねじれた耳の部分は、手の汚れた炭鉱夫たちが掴んで食べやすいようにと作られたものですが、それはまた坑内にいると信じられたゴースト(霊)へのお供えととして食べ残される習慣がありました。

今ではイギリス全土で広く愛されるパスティには、チーズやお野菜を使ったものから、カレー、クリームソースなど沢山のバラエティがあります。

ルバーブクランブル (Rhubarb Crumble)

ルバーブクランブル1

ルバーブは北アジア・ロシア原産の「食用大黄」とよばれる多年草の植物です。

日本では(特に西日本)まだあまり栽培もされておらず、馴染みのない植物ですが、ヨーロッパでは初夏から秋にかけて特にお菓子にして頂きます。中でもイギリス人に一番ポピュラーな食べ方が「クランブル」です。


ルバーブクランブル2

グラタン皿や焼き型にルバーブ(りんごや洋梨などでも作ります)を入れて、クランブル(ソボロ)を振りかけて焼いただけのシンプルなおやつですが、それだけに素材そのものの美味しさがダイレクトに伝わります。

ルバーブそのものの酸っぱさと甘いクランブルが絶妙で、温めてからカスタードやアイスクリームを添えるとさらに美味しく召し上がることができます。
(販売予定は6~7月中旬・店頭のみ)


ビクトリアサンドウィッチ(ビクトリアスポンジ)ケーキ (Victoria Sandwich Cake)

ビクトリアサンドウィッチケーキ1

古くは1860年代に世の女王、クイーン・ヴィクトリアを称えて作られたお菓子なのだそうです。

今ではイギリスのティールームでお目にかかる、代表的で最もポピュラーなティーケーキのひとつです。

ほっこりとしたケーキ生地の間にラズベリージャムとバタークリームがサンドされているのがおおいようですが、ジャムだけのものやフレッシュクリームにフレッシュベリーを使ったものもあります。
(ホールでの予約販売のみ)

チョコファッジケーキ (Chocolate Fudge Cake)

チョコファッジケーキその名の通り、チョコレートファッジをケーキにかけた、甘党にはぴったりのケーキです。

ココア生地のケーキの間に、ファッジクリーム(ガナッシュのようなもの)又はアプリコットジャムなどがサンドされていて、上には同じくファッジクリームかチョコレート味のフォンダンでたっぷりコーテイングされています。


チョコファッジケーキ2こちらもカフェやティールームの定番のケーキで、季節を問わず人気のお菓子です。

(ホールでの予約販売のみ)

ホットクロスバンズ

ホットクロスバンズクリスマスで磔にあったJesus(キリスト様)が復活したのを祝ってお祝いされるイースター(復活祭)。

日本で言えば立春とかお彼岸に近い、春の訪れを喜ぶお祭りでもあります。

それにちなんでそれらの国では、卵やウサギ(生命や繁殖のシンボル)をかたどったチョコレートやこのホットクロスバンズが街のあちこちで販売されます。

カレンズやオレンジピール、ミックススパイスを使ったパン生地の上にはクロス(十字架)型に切れ目を入れたり、生地がけしたりして焼き上げます。焼き上がりにスパイスシロップをかけると出来上がり!

イギリスのスーパーマーケットでは一年中買うことができるほど日常的なものでもあります。

私にとってもイギリスでの生活が懐かしくなるこのお菓子、まだまだ日本ではあまり紹介されていませんが、英語の童謡にも登場する人気のお菓子パンなのです。

(販売予定は毎年イースター時期)

パヴァロヴァ(パバロバ) (Pavlova)

パヴァロヴァ2このお菓子は、もともとニュージーランドとオーストラリアのホテルで、ロシアのバレリーナ「アンナ・パバロヴァ」(Anna Pavlova)の功績を称え、彼女のチュチュ姿をイメージして作られました。

白いメレンゲのベースは外をさくっと、内側に柔らかさを残す程度焼き、上にホイップクリームとフレッシュフルーツを重ねます。

その甘さと、食感のバランスは、見た目の単純さ以上にすばらしいお菓子かもしれません。

イギリスでも今では、お客様のおもてなしデザートとしておうちで作られたり、スーパーなどで販売されているメレンゲを使ったりして、楽しまれています。

湿度の高い日本では、特に夏場などそのままをキープするのが難しいおかしですが、冬場の乾燥した時期ならこのまま室内で楽しむ事ができるでしょう。

ベイクウェルタルト (Bakewell Tart)

ベイクウェルタルト2イギリスのダービーシャーで作られたお菓子で、「ベイクウェルプディング」とも呼ばれています。

もともと、イチゴのタルトを作ろうとしたあるお屋敷のシェフが生地に入れるはずの砂糖や玉子を入れ忘れたため、代わりにフィリング(タルトの中身)のほうにそれらを使い、底にジャムをしいて作ったのが始まりだそうです。

「プディング」とも呼ばれていた通り、その当時は夕食後のデザートとして楽しまれていたようですが、現在ではどちらかといえばお茶のお供のティーケーキとして人気です。

形もタルトレット型のものや四角くカットしたものがあり、何れもサクサクとした生地の上に、ラズベリージャム、アーモンドクリームを重ねて焼いています。

表面にフォンダンを使ったり、アーモンドスライスをのせて焼いたりして飾りを楽しみます。

イギリスのスーパーなどには箱菓子として(キプリング社など)販売もされています。

ちょっと甘そうに見えるお菓子ですが、軽い口当たりで紅茶にぴったりです。
(写真はベイクウェルスライスといわれる形状のものです)

ミンスパイ

ミンスパイ2ミンスパイ(又は、ミンスタルト)って何?

イギリスでクリスマスにいただくお菓子のひとつですが、さくさくの練りパイ生地の中には、ドライフルーツと刻んだりんごをサイダー(りんご酒)とブランデーやラム酒に漬け込んでいるものが入っています。

本場のイギリスではその具にスウィト(SUET)という牛の油脂の粒も混ぜ込んで、1~2ヶ月ほど材料を時々かき混ぜながらなじませていきます。

口どけのよい生地と甘いドライフルーツがよくマッチしていますが、クリームやカスタードをかけていただいても美味しいでしょう。

イギリスの風習では、「最後の一つはサンタクロースさんへのお返しに。」と煙突の横にお皿をおいておくのだそう。もちろんトナカイさんへのニンジンもお忘れなく!

(販売予定は毎年12月はじめ~年末まで)

フルーツケーキ (Fluit Cake)

フルーツケーキ一言にフルーツケーキといっても、イギリスには数多くのものがあります。

基本的にはバターケーキ生地にタップリのドライフルーツやナッツ類、スパイスを入れて焼いたものですが、焼き上がりに洋酒を振りかけて熟成させていただくものもあります。

クリスマスやウェディングなどのイベント時には回りにマジパンやアイシングをコーティングして、好みのもので飾りつけたりします。

イギリス全土でこのお菓子を見ないことはないといっても過言ではないほどポピュラーで、ティーケーキの代表ともいえるでしょう。

ずっしりと重たく、しっかりと熟成した口当たりがすばらしく、日本のイメージのフルーツケーキとは随分異なるでしょう。

ちなみに当店ではオーガニックドライフルーツやオーガニックナッツをタップリ使って、スコッチウィスキーで熟成させます。

(毎年10月1日に予約開始、クリスマスに限定販売予定です。)

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