ベイクウェルタルト (Bakewell Tart)
イギリスのダービーシャーで作られたお菓子で、「ベイクウェルプディング」とも呼ばれています。
もともと、イチゴのタルトを作ろうとしたあるお屋敷のシェフが生地に入れるはずの砂糖や玉子を入れ忘れたため、代わりにフィリング(タルトの中身)のほうにそれらを使い、底にジャムをしいて作ったのが始まりだそうです。
「プディング」とも呼ばれていた通り、その当時は夕食後のデザートとして楽しまれていたようですが、現在ではどちらかといえばお茶のお供のティーケーキとして人気です。
形もタルトレット型のものや四角くカットしたものがあり、何れもサクサクとした生地の上に、ラズベリージャム、アーモンドクリームを重ねて焼いています。
表面にフォンダンを使ったり、アーモンドスライスをのせて焼いたりして飾りを楽しみます。
イギリスのスーパーなどには箱菓子として(キプリング社など)販売もされています。
ちょっと甘そうに見えるお菓子ですが、軽い口当たりで紅茶にぴったりです。
(写真はベイクウェルスライスといわれる形状のものです)
ティータイム
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